今年は一気にブリーチで明るくする子が増えましたね!!
特にブリーチという技術は、美容師さんの腕が問われる重要な技術です。
何と言っても、一気に明るくするので、塗布ムラになりやすい。
髪の毛のダメージによって綺麗にブリーチされにくいなど、美容師さん泣かせの問題がたくさんあります。
そんな中今年一番の注目ブリーチが資生堂プロフェッショナルから発売されました。
その名も「ブリーチマスター」です!!
初めて使った感想は、「これさえあれば、綺麗に抜ける!」です。
今までにないくらい、抜け感やダメージに関してはかなり改善されている印象ですかね🙂
では実際に検証の結果を記載したいと思います。
・ブリーチマスターの紹介
今季資生堂プロフェッショナルから新しく発売された
ブリーチマスター・パウダータイプとクリームタイプ。の2種類
従来は蜂蜜の容器のにパウダーが入っていましたが、今回は袋タイプ。
資生堂 プリミエンス ヘアカラー 第1剤 マルチカラーグループ(Be,YBe,MiBe,M,AM,PM,PA)【医薬部外品】【RCP】【コンビニ受取対応商品】
パウダーの色は今まで同様白パウダーを使用。ブルーのパウダーは抜けたように見えやすく、流した時に意外と抜けてない・・という懸念が無いように考慮されたよう。
ブリーチマスターの資生堂プロフェッショナルオフィシャルHPも完成していたのでそちらも是非チェックしてみてください!!
今回は、ブリーチの他に、ブリーチした後の黄ばみや、ムラを修正してくれる「ブリーチマスターベースコントロール」も同時発売なのでそちらも注目。
ブリーチマスターの詳細を見てみると、吸着性ボンディングコンプレックス、アミノ酸で脱色した後のカサカサ感や、ギシギシ感をボンドのようなコーティング剤でコーティングして手触りを良くしているような感じですね😌
今まではとにかく明るくすることを目的としていたブリーチでしたが、ブリーチしながらコーティングをして、ブリーチ後の髪ストレスを軽減するのは、まさに今トレンドの「ケアブリーチ」というゾーンで良いのでないでしょうか??
最近では、ブリーチするならケアブリーチ系かオラプレックスやファイバープレックスなどのケアしないと不安ですよね??
ブリーチマスターで、思い切って明るくすることを提案できそうです!!
・抜け方の違い
気になるブリーチ力ですが、旧パウダーブリーチ・ブリーチマスター(パウダー)・ブリーチマスター(クリーム)を毛束レベルで染めてみました。
細かくみていきましょう。
抜け具合〉旧ブリーチ
抜け具合〉ブリーチマスター(パウダー)
抜け具合〉ブリーチマスター(クリーム)
今までのパウダーは、発泡すると若干水が出てきて、髪の毛との絡まりが弱かったように思います。
しかし、今回のブリーチマスターに関しては、パウダーブリーチにも関わらず、粘性が粘り気が強く、髪に馴染みやすくとても塗りやすかったです。
クリームブリーチに関しては、ウェラでも同じようなクリームブリーチがありましたが、やはり進化していました。パウダーまでのリフト力はないものの、
酸化染料(ヘアカラー剤)と同じような感覚でブリーチができるので、頭皮に塗るときの心配が軽減されるような印象です。
下の写真は、毛束に染めて比較した脱色加減。(1回ブリーチ30min放置)
左:旧ブリーチは綺麗に14から15レベルまでしっかり脱色できた印象。
中:ブリーチマスター(パウダー)はクリアに15から16レベルまで脱色した印象。
右:ブリーチマスター(クリーム)は13から14レベルまでの脱色で、ライトナーとパウダーの間を狙った脱色加減という印象。
光に透かすとよくわかります。
やはりリフト力で行くと、ブリーチマスターのパウダーが一番地毛のオレンジ味を取り除いてますね!
ブリーチで大切なのは、地毛の赤みをどれだけクリアに脱色できるかがカギとなります。そういった面で見ると、アフターでかぶせるカラーにもよりますが、外国人風のカラーやペールカラーが綺麗に入りそうなのは、ブリーチマスターのパウダーでは無いでしょうか🤓
・ダメージの違い
ブリーチマスターはダメージ度合いでも、ここは新開発のカラーだけに、脱色力もさることながら、ダメージにも相当配慮されている感じです。
ボンド系のコーティングで、流した後の手触りと、乾かした後の手触りが、旧パウダーブリーチよりも、かなり良くなった感じがします。
ダメージ度合いは写真ではなかなか見えにくいので、実際のブリーチで脱色したビフォア・アフターを載せたいと思います。
ブリーチの回数的に2回目以上のブリーチだと、かなり不安だったのが、2回、3回と繰り返しブリーチしても髪の毛が切れたりせず、思った以上のケア効果を感じました。もちろん髪質によってですが、上の写真は、前回塩基性のカラートリートメントでローライトを入れてはちゃめちゃなデザインをしていたのですが、なんと、一回のブリーチマスターでこんなにクリアになりました😇
・バレーヤージュにも使いやすい
最近トレンドの「バレーヤージュ」ハケでグラデーションを作る最新カラーの手法ですが、この高度な技術をする際に必ず必要になってくのが、
よく抜けるブリーチ
です。
髪の毛は毛先から根元までダメージレベルが違います。
新生部付近のブリーチ度合いと、毛先のブリーチ度合いが違うケースがよくありますが、それを防いでくれるのも特徴かなと。
まとめ
いかがでしたてしょうか?私なりの検証ですが、最近特にブリーチの進化が止まらず、もっと新しいブリーチが発売されると思います。ブリーチは明るくなって綺麗な色を出すことができますが、ダメージのことを考えると。。。とためらってしまう方もいると思おいます。今回紹介したブリーチマスターは、そんな抵抗感のある方でも一度は思い切ってブリーチカラーを楽しみたくなるような商品だと思いますので、是非サロンでも取り入れたいものです!!